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一度熱を吐き出し柔くなったウェンティの性器に触れる鍾離の手は大きく、いとも簡単にそれを包み隠してしまう。一度、二度優しく扱き上げれば形の良い唇からは甘く上ずった声が漏れ、耳から男を煽ってきた。
先程の名残か、動きに合わせて先端からは僅かに白濁した体液が零れ、鍾離の手に絡まり滑りを良くする。それがまた新たな快楽を生み、甘い声は一層艶を増した。
「あぁっ、モラクス、やだ、ボクだけ、やだぁ」
「分かっている。分かっているが、もう少しお前を堪能させてくれ」
自分の腕の中で快楽に溺れ乱れる愛しい人。その目尻からは涙を零し、二人一緒が良いと身悶えながらも首を振っている。枕カバーの白に美しい緑髪は良く映え、いつも束ねられている毛先を掬い、口づけた。
鍾離の瞳に映るのは、熱に浮かされながらも自分を探す翡翠色。そして潤んだウェンティの瞳に映るのは、苦しそうな表情で自分を見下ろす雄の顔をした恋人の姿だった。
「もらくすぅ、おねがいっ、お願いだから、前、やめてっ」
「何故だ? 善いんだろう?」
芯を取り戻した性器を弄ぶように弄ってくる鍾離は意地悪だ。再び達する事の無いようワザとウェンティの善い所を避けている。
明確にならない快楽に腹は疼き、触れられていない後孔が物欲し気にひくひくと痙攣している気がする。それが堪らなく恥ずかしくて、いっそきちんと触って欲しいと泣きだすウェンティ。
鍾離はそんなウェンティの目尻に唇を寄せ涙を舐めとると、
「すまない。でも、もう少しだけお前が生きていることを確かめたい」
望みは叶えるが今はまだこの熱を感じたいと言ってくる。
「! っんん、あぁぁっ! やだぁっ……、先っぽ、ぐりぐりしちゃやだぁ……」
白濁していた体液は透明に変化し、鍾離の手の動きに合わせてその量は増していった。吐き出される先走りを絡めとるように人差し指と中指で先端を優しく撫でたかと思えばまた竿に移動し、真綿で首を絞められているような快楽が苦しくて堪らない。
快楽を求め気が狂いそうになる思考を必死に繋ぎとめていたウェンティに追い打ちをかけるのはもちろん鍾離で、彼は親指で栓をするように亀頭を押し込み、絶妙な力加減で手淫をしてきた。
ダイレクトな刺激を求めていたはずなのに、いざそれが脳に流れてくるとキャパオーバーとばかりに身体をしならせるウェンティ。快楽を逃がすように背中を弓なりに逸らせ正気を保とうとする一方で自ら腰を振って快楽を増幅してしまう。
相反する行動を見せるウェンティだが、おそらく彼はそれすら分かっていない。ただ恋人の名を呼び『ヤダ』と『気持ちいい』を繰り返し、愛を確かめるための営みに思考は堕ちていった。
「モラクス、だめ、またイくっ、またイっちゃうぅ」
「分かっている。俺を見ろ、バルバトス。お前を愛してる者が誰かその瞳に刻み果ててくれ」
断続的に喘ぎ声を漏らす唇を口づけで塞ぎ、虚ろだった眼差しに自分を映せと強要する鍾離。言葉に従うよう必死に焦点を合わせるウェンティは眼差しが逸らされないよう男の頬を両手で包み込んでくる。
従順な恋人は齎される快楽に艶のある声を絶やすことなく発し、限界が近づくにつれ眉間には深い皺が刻まれた。だがそれでも視線は逸らされることはなく、その全てを晒すよう鍾離に身を委ねているようだ。
「だめっ、モラクス、大好きっ、大好きぃぃっ」
悲鳴のような声で告げられる想い。それと共に鍾離の掌には暖かく粘性のある液体がとぷりと流れ込んできた。ウェンティの身体は射精の余韻に小さく震え、消え入りそうな声で恋人の名が紡がれている。
恋人が達する様をしっかり見届けた鍾離は満足気に笑い、汗の滲んだ額に口付けを落とす。
「よく頑張ったな」
「は、ずかしかった……」
「ああ。……とても淫らで美しかった」
我儘を聞き入れてくれた恋人を労い唇に口付けを落とせば、もう一度と乞われる。望まれるまま口付けを交わせば、何処か頼りない眼差しとぶつかった。
無理強いをし過ぎたかと内心焦る鍾離。だが、恋人からの言葉はそれらの心配は杞憂だと教えてくれる。
「まさか、これで終わり、じゃないよね……?」