TREMOLO [ANNEX]

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狂戦士の誤算 その後の話



「馬鹿を言うな。終われるわけがないだろう?」
「ん……、だよね……」
 啄むように再び口づけを落とせば、唇を薄く開き舌を覗かせ噛みついてくるウェンティ。誘われるがまま鍾離も舌を出し恋人のそれに触れ、そのまま濃厚な口づけへとなだれ込む二人。
 隙間なくくっついていたいと恋人の体躯を抱きしめ、舌を絡ませ口づけを交わす様はまさに貪ると称するのがぴったりだろう。
「暫くここから出してやれないが、腹は減っていないな?」
「へってらい。らいじょうぶ」
 離れた唇を恋しがっているのだろうか。互いの唾液に濡れた唇から小さな舌を覗かせ強請る姿は浅ましくも煽情的だ。
 鍾離は今一度その唇に口付けを落とす。だが、それはウェンティが望む深いものではなく、触れるだけのもの。
 すぐに離れた恋人にウェンティは『なんで?』と視線だけで訴える。
 鍾離はその眼差しに薄く笑みを浮かべると覆いかぶさっていた身体を起こし、恋人の滑らかな肌を堪能するようにその体躯に指を滑らせた。
「もらくす、やだっ、またぼくだけは、やだぁ……」
「案ずるな。俺ももう限界だ」
 今すぐにでも身体を繋げ愛を注いでやりたい。そんな劣情を孕んだ眼差しはウェンティの下肢へと落とされる。
 隠されることのない自身への欲情に、ウェンティは胸が苦しくなる。そして、腹の奥が切なくなる。
 早く愛されたいと願うがあまりウェンティは羞恥も忘れ両足を大きく開き、恋人を煽った。
「モラクス、はやくきて」
「情事に耽るお前は従順な上素直過ぎるな」
「だめ……?」
「まさか。俺だけが見ることのできるあられもない姿に興奮こそすれ嫌だと思うわけがない」
 そう言った鍾離は露わになった下肢に手を伸ばし、指の腹でその窄まりを撫でるように触れてやる。ひくひくと物欲し気に痙攣しているソコに男は満足気に笑い、そのまま暫く撫でまわしていれば恋人の涙声が耳に届いた。
 顔を上げれば、高揚した表情に涙を滲ませたウェンティが「いじわるしないでよぉ」と苦しいと訴えていた。
「はやくちょうだいっ……、おなか、切なくてつらいよぉ……」
 だから今すぐモラクスで満たして。
 そう言って涙を零すウェンティだが、おそらく自身が何を言っているかちゃんと理解していないのだろう。理解していれば『限界』を伝えている雄をこんな風に煽る真似はしないはずだ。
「お前という奴は本当にっ! 身を案じて必死に堪えている俺の努力を無駄にするな!」
「だって、はやくもらくす、ほしぃよぉ……」
「―――っ、後から文句を言っても聞かないからなっ!?」
 熱に浮かされたウェンティの我侭に、鍾離の額に浮かぶのは青筋。今にも飛びそうな理性を必死に繋ぎとめる男はサイドテーブルに手を伸ばしその引き出しから香油を取り出し乱暴にその栓を開けると恋人の股座にそれを垂らした。
 体温とは異なる熱に驚いたのか、ちいさく跳ねる体躯と僅かに漏れた声。
 欲情して桜色に色付いたウェンティの体躯に覆いかぶさる鍾離はそのまま唇を奪い、貪った。呼吸すらも奪いかねない激しい口づけにウェンティの思考はドロドロに蕩け、恋人のなすがまま。
 完全に身を任せてきた恋人に鍾離は垂らした香油を己の手に絡めるよう下肢を弄り、そのまま固く閉ざされた窄まりに再び指をあて押し込んでやった。
「んんっ」
 塞いだ唇はウェンティの声も飲み込んでしまう。その声が痛みによるものか快楽によるものかは判断できなかったが、どちらにせよもう止めることはできない。
 鍾離は恋人の内に埋め込んだ中指で内壁を擦り、快楽が生まれる場所を探った。今まで何度も触れてきたそこはすぐに見つかり、唇が喰らう声はおそらく善がるモノになっただろう。
 埋め込んだ指を美味そうに締め付けてくる窄まりに唇を離せば、熱に浮かされた瞳で自分を探す恋人は甘い声を奏でていた。



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2023-08-10 公開



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