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無体を強いていることは分かっている。自分にこんな獣染みた本性があるなど思ってもいなかった。
周囲からは厳格で禁欲的だと思われていることはなんとなく知っているが、その者達が今の自分を見たらどう思うだろうか。
鍾離は陶器のように滑らかで美しい背中に何度も口づけ、飽きることなく湧き上がってくる情欲のまま腰を動かした。
「やっ、まって、モラクス、おねがい、とまって!」
情事が終わらないことを察したのか、キッチンに突っ伏しながらもウェンティは震える腕を伸ばし、制止を求めた。
気力全てを振り絞って訴えかけてくるその姿は明らかな拒絶で、鍾離は衝動を必死に抑えこんで動きを止めた。
きっと身体の繋がりを解いてやるのが一番良いだろうことは分かっているのだが、どうにもそれはできなかった。
「無理強いをしてすまない……」
「ちが、そうじゃなくって」
お前を愛し尽くしたいという想いが強すぎて暴走した。
そう弁解して謝る鍾離。だが、ウェンティは伸ばした手を引っ込めると身体を震わせ黙り込んだ。
その態度の理由は何だと訝しむも、情事に色付いていた体躯を更に朱に染めているところを見ると、嫌がっていると言うわけではないように思えた。
「バルバトス?」
「……や、なの……」
「ああ、だから無理強いして悪かったと―――」
「そうじゃなくて! ……そうじゃなくて、……顔、見れないの、やだって言ったの……」
尻すぼみになる言葉はなんとも愛らしい。そして、羞恥故か胎に納めた雄を締め付けてくるから、堪ったもんじゃない。
鍾離はあまりの愛おしさに舌打ちを漏らし、身体を繋げたままウェンティの片足に手を伸ばし、大腿を鷲掴むと大きくそれを広げてやった。
動きに合わせて反転する身体。
繋がった箇所から生まれる快楽に鍾離は苦悶の表情を浮かべ、ウェンティは悩まし気な嬌声を響かせている。
「もぉ……! ごーいん、すぎるっ!」
「お前を離したくないから仕方ないだろうが」
再び顔を突き合わせる大勢に戻ったおかげで、口づけをするのも簡単だ。
鍾離は耐えがたい欲情を何とか堪え、ウェンティの許可が得られるまで口づけで愛を伝えた。
「んっ、んん。もら、もらくすっ、な、んでっ」
「どうした、まだ、何かある、のか?」
口付けの合間合間に言葉を交わせば、言葉は不明瞭で分かり辛い。しかしそれでも理解できるのは、心が繋がっているからだろうか。
なんともロマンチストな考え方だと自身を嘲る鍾離。だが、それもまた一興と思えるのは、他ならぬ愛しい番とのことだからだ。
「ん、もぉ! じら、さないでっ!」
「お前が、待て、と言った、だろう?」
「! わ、かって、るくせに!」
だから意地悪しないでよ!
そう言って口づけを受け取ってくれるウェンティに、鍾離は許しを得られたと満足気に笑い「心得た」と自身も我慢を止めることにした。