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狂戦士の誤算Ⅱ その後の話

28



 ハラの奥の更に奥に侵入してきた肉棒。
 ウェンティを襲うのは、呼吸の仕方さえ忘れてしまうほどの快楽だ。
 翡翠を見開くも視界は白み、体躯は意図せず痙攣し、己の性器からは白濁した子種が溢れた。
 押し出すように蒔かれた種の勢いを物語るのは、恋人の顔に付着したソレだ。
 鍾離は舌を出し、口角近くに付着した蜜を舐め、笑う。
「危うく、搾り取られるところだったっ」
 挿入れただけで達した番はまだ快楽の余韻から戻ってきていない。
 力の入らない手を腹に添えているのは、最奥から肉棒を除きたいからだろう。
 だが、己の意思とは反対にきゅうっと締まるハラは肉棒を放さない。
 楔を抜こうとすれば摩擦に快楽が生じ、達した直後の体躯にそれはあまりにも毒だった。
 断続的に生じる快楽はビクビクと体躯を震わせ、全身から力を奪う。
 結果として抜くどころか最奥に楔を更に圧しつけてしまっているから、逃れることなど最早不可能に近かった。
 言葉にならない嬌声を響かせ、雌としての絶頂を繰り返し味わっているウェンティ。
 何度目かのそれに伴い、堪えていた雄のプライドは見事にへし折られた。
「ぐっ―――」
「ぁ、っ……ぁあ……」
 短い呻き声と消え入りそうな嬌声。
 ウェンティは天井を仰ぎ、見開いた目尻からは涙を零していた。
「ばる、ばとすっ」
 無意識に伸ばそうとした手。だが、身体は動かない。
 自らが施した仙術のおかげで鍾離から触れることは避けられたが、果たしてそれが本当に契約を守ったと言えるかは怪しいところだ。
「バルバトス、戻ってこいっ」
「うっ、っ、あぁ……」
 声は聞こえているのだろう。だが、それに応えるほどの余裕は無さそうだ。
 鍾離は猶も己の男根をぎゅうぎゅうと締め上げてくるハラに、欲望が勢いを取り戻してゆくのを感じた。
 『愛』を吐き出し僅かに萎えた肉棒が再び膨張すればどうなるか。説明するまでもないことだ。
 締まりの良いハラを押し広げる圧倒的な質量は無遠慮にウェンティの弱い箇所を圧し擦り、更なる快楽を与えた。
「ら、め……、おかしく、なりゅぅぅ……」
 ハラからせり上がって来るナニか。
 快楽の大波に呑まれたウェンティは、鍾離に助けを求めることも出来なかった。



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2025-10-01 公開



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