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ウェンティから得た答えに満足したのか鍾離は表情に笑みを称え、全て見せろと優しい声色で命令を下した。
その声は実に抗い難いもので、羞恥に震えながらも顔を隠していた手をシーツに沈め、握りしめた。
白い肌に輝く風の文様は実に美しく神秘的ですらある。しかしそれと同時に雄の寵愛を一身に受けた体躯は艶めかしく煽情的でもあった。
鍾離は白と翡翠と淡い櫻色が混在する恋人の胸元に唇を落とし、すべすべな肌を吸い上げるように口付ける。
新たに赤が加わった胸元。鍾離は口角を持ち上げ、そのままぷっくりと膨らんだ乳首の先端に僅かに触れるだけのキスを落とす。
ピクリと跳ねる身体。頭上から声を殺した後の吐息が聞こえれば、顔をあげて「聞かせろ」と新たな命を下す鍾離。
恥じらい唇を噛むウェンティ。だが、欲を孕んだ黄金に見つめられては頷くより他にない。
「あっ、あぁぁ、っ、んぁっ、んんっ」
期待にプルプルと震えていた尖りに触れる湿った熱。それが鍾離の舌だと言う事は、視覚が教えてくれる。
ウェンティは腰に――胎に響く快楽に上擦った甘い声を響かせ、鍾離に『気持ちいい』と伝えた。
愛らしい嬌声に気を良くしたのか、鍾離は分厚い舌をウェンティに見せつけるように覗かせると、期待に満ちた翡翠に刻むように固く膨らんだ果実をそれで押し潰すようにねっとりと舐め挙げてやった。
声にならない快楽に息を漏らすウェンティは、震える声で恋人の名を呼んだ。
自分を暴く男は、心から愛している鍾離に変わりない。
だがその風貌が『鍾離』ではなく『モラクス』だというだけで、こんなにも違うのかと驚いてしまう。
目が回りそうなほど早く鼓動する胸は、今にも張り裂けてしまいそうなほど彼への想いで溢れている。
そしてそれは胸を愛撫する鍾離にも伝わっているのだろう、意地悪な笑みを浮かべ、「いつもより感じているな?」と改めて声に出して興奮を教えられてしまった。
「だ、だってぇ……」
「そんなにこの姿がいいのか?」
『鍾離』はお気に召さないか?
そう尋ねてくる男は本当に意地悪だ。だってウェンティの答えが分かって聞いているのだから。
ウェンティは小さく首を横に振り、『鍾離』も大好きだと呟いた。
そして今こんなにもドキドキしている理由を続ければ、胸への愛撫を中断した鍾離は身を乗り出し、唇を重ねてきた。
鍾離の舌はウェンティの唇に当然のように侵入して中に引っ込んでいた恋人の小さなそれを絡めとって吸い上げてくる。
舌先を吸われると堪らない気持ちになってしまうウェンティは、シーツから手を離し黒に琥珀が刻まれた鍾離の腕へと手を添えた。
『人』とは明らかに違う質感のそれを掌全体で確かめるウェンティは、今まで愛し合ってきた大半はこの身体に抱かれていたのだと改めて思い出した。
何度も何度も繰り返し自分を愛した男の体躯は数千年もの『想い』を記憶から呼び覚まし、溢れさせる。
こんなちっぽけな器になど納めきれない鍾離への『想い』に、ウェンティはタイミングを知っていたかのように唇を離す恋人に苦しい程の想いの欠片を言葉で伝えた。
「モラクス、大好き……、大好きぃ……」
口に出した途端、愛しい彼の姿が歪んだ。それが瞳に浮かぶ涙のせいだと気付いたのは、愛おし気に微笑む鍾離の唇が目尻に落ちてきたからだ。