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「なにすっ、降ろしてっ! 恥ずかしいっ!!」
「ああこら、暴れるな。危ないだろう?」
鏡など無い野外では自分の体勢を見ることはできない。だが、想像はできる。
ウェンティは自分がみっともない格好をしていると恋人の腕に抗うのだが、それを抑え込むように鍾離は身体を密着させて耳朶を甘い声で擽ってきた。ウェンティの唇から漏れるのは吐息のような嬌声で、直後に強引過ぎると恋人を詰る涙声が続いた。
「すまん。だが、こうも煽られては余裕が無くなるのは当然だろう?」
「煽ってないでしょぉ」
「何を言う。番の痴態に煽られないわけがないだろうが」
だから早く入らせろ。
そう耳朶を食む鍾離に抵抗する気力はウェンティから失われていった。きっと喘ぎ声の合間に漏れる呻き声だけが残されたの理性による意思表示だろう。
鍾離は大人しくなった恋人を愛で倒すためにことを進める。
衣類を脱がす時間を惜しみながらもズボンは何とか脱がすことができたのだが、留め具を外すことでずり落ちたそれとは違い肌を覆う白いタイツはまだ恋人が身につけたまま。
いつもなら愛撫に蕩けるウェンティを見下ろしながら丁寧にその布を脱がしてやるのだが、今はイレギュラーが過ぎる状況だ。悠長にことを進められる程、男は冷静ではなかった。
「先に謝っておく」
「? なにぃ?」
「明日にでも弁償はするから、許せよ」
とろんと蕩けるように目尻の下がった瞳で見つめてくるウェンティ。
彼の唇を塞ぐのは、恋人を貪りつくしたい欲が抑えられなかった他にもう一つある。それはこれから自分のする行動に対する非難の声を塞ぐためだ。
鍾離は櫻の樹の幹の助けを借りながら抱えあげた恋人の口内を蹂躙しながら、ウェンティの大腿を抱えていた手で肌を隠す薄い布を掴むとそのまま引き裂く様に力を込めた。
加わった力に抗うことなく布が裂ける音があたりに響き、ウェンティの姿が更に情けないものとなった。
状況を察したのか、驚き唇を離そうとするウェンティ。だが、鍾離がそれを赦すわけもなく逃げようとする唇を追いかけ、その肉厚な舌をからめとって声も呼吸も奪い尽くした。
「! んっ―――」
快楽とは実に恐ろしい。先程戻った理性を、あっという間に霧散させてしまうのだから。
己に抱き着きキスに夢中になる恋人の姿は実に愛らしく、鍾離の我慢もそろそろ限界を迎えそうだ。
裂かれた白の合間から覗く下着を指でずらすと、先程まで指三本をしゃぶっていた窄まりに再び中指を埋め込んだ。
ウェンティの胎は望んでいたモノが来たのかと直ぐにそれを奥へと呑み込もうと動き、締め付けてくる。
だが、望んでいたモノではないと気づいたのか、もっと太くて熱いモノが欲しいと鍾離の指をきゅうきゅうと締め付けてきた。
「俺が欲しいか? バルバトス」
「ほしぃ……、モラクス、熱いのいっぱいほしぃよぉ……」
口付けを中断して尋ねれば、熱に浮かされた恋人が苦悶の表情で強請ってくる。早く奥まで埋めて欲しいと懇願される。
鍾離はその答えに満足したように笑い、ウェンティの目尻に口付けを落とすと窄まりを慰めていた指を引き抜いた。
その僅かな刺激すら拾ってしまう程体躯は敏感になっているのだろう。ウェンティの口からは悩まし気な嬌声が奏でられた。
既にはちきれんばかりに勃起した己の男根を恋人にあてがえば、指を失った窄まりは熱を求めて物欲しげにひくついていた。そしてそれは亀頭を簡単に呑み込み、奥へ奥へと誘われる。
指と比べ物にならないほど太く熱い鍾離の昂ぶり。それは本来なら香油などを用いて滑りをよくして漸く咥え込むことができるものなのだが、昨晩―――いや、稲妻に到着してから三日三晩受け入れ続けたおかげで昂ぶりから零れる先走りだけでも十分なほど解れていた。
「んんっ、おっきぃぃ……」
「こんな簡単に咥えこんでおいてか?」
「おっきぃものは、おっきぃよぉ」
内臓が押し上げられて苦しいと口では言いながら、その表情は恍惚としていて実に淫らだった。
「―――っ、まったく、堪らないなっ」
「! あぁん! すごぃ、そんないきなり、奥、だめぇぇ」
身体に負担をかけないようと総動員していた理性を無自覚に煽るウェンティに、鍾離の額に浮かぶのは青筋だ。
興奮のあまり血管が切れそうだと奥歯を噛みしめ性急に根元まで胎の中に納めれば、ウェンティはつま先を遠くへ伸ばすようにピンと伸ばして身体を震わせていた。
「挿れただけで達したのか」
唇をはくはくと動かすも言葉はおろか声すら出ていない。息が漏れる小さな音が時折聞こえ、快楽のあまり呼吸すら止まっているようだった。
鍾離が視線を落とせば、白い布地から染み出てくる体液が目に入る。
満足気に口角を持ち上げる鍾離は「俺も善くしてくれ」と恋人の身体を揺さぶった。