TREMOLO [ANNEX]

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愛しき日々



 愛しい恋人から強請られて応えないなど、ありえない。
 鍾離はウェンティが望む通り、胸を揉みしだいていた手でより明確な快楽を与える為にその人差し指で色づいた胸の突起を柔く引っ掻いた。
 途端、恋人の口から漏れるのは悲鳴のような喘ぎ声で、足をくねらせて雄を求めるハラの疼きに悶絶している。
「今日は此処だけで達せそうだな」
「やだぁ、ぼくだけ、やだよぉモラクスぅ」
「案ずるな。俺も直ぐ良くしてもらう」
 妖艶に笑う鍾離は涙目のウェンティに口づけを落とし、そのまま唇を耳朶に這わせ、極上の低音で囁いた。
「達したお前のナカほど善いものはないからな」
「―――っ、ば、かぁぁ」
「ほら。俺を想うのなら、遠慮せず善がってみせろ」
 爪先で先端をかりかりと引っ掻かれていたかと思えば、全体を指の腹で摘ままれふにふにと優しい手つきで揉まれてハラが一層疼いて仕方ない。
 上着ははだけているとはいえ、下肢はまだ着崩れてもいない。だが、股座には不自然な隆起が存在し、その天辺は布の色が変色してしまっている。
 恥ずかしいと声を震わすウェンティ。
 もう何度愛し合ってきたか分からない程散々体躯を暴いて来たのに、いつまでたっても処女のような恥じらいを見せられては雄としては堪らないと言うものだ。
「お前の身体で知らぬところなどないのにか?」
「だから、でしょっ! モラクスだから、はずかしいのっ」
 快楽に苦しむウェンティは息を途切れさせ、伝える。大好きな人だからこそ、こんな情けない姿を見せたくない。と。
 お願いだから嫌いにならないでと訴えてくるウェンティは何も分かっていない。その姿が、その言葉が、どれほど雄を煽り、欲を駆り立ててしまうかを。
「俺が与える快楽で善がる姿に欲情こそすれ、嫌うなどあり得ない。俺を求め淫らになってゆくお前を前にすればそれ以外何も目に入らない程お前しか見えていないんだぞ」
 愛し合う際に恋人が見せる仕草も表情も声すらも記憶に留めて永劫忘れたくないと願うほど、愛している。
 だから安心して愛し合う行為に溺れろと笑う鍾離に、ウェンティは縋る眼差しを向ける。本当に良いの? と、熱の籠った吐息交じりの囁生きを落としながら。
 鍾離は答える代わりに執拗に弄っていたウェンティの乳首への愛撫を中断し、恋人の手をとると己の股座に導いた。
 服の上からでも分かるほど硬く張り詰めたモノの脈動を感じているのだろう。愛おしげに撫でられ、思わず息が漏れてしまう。
 暴れ出しそうになる欲を堪えるために吐き出した息に、恋人は期待を込めて此方を見上げていた。
「お前の姿を見てこうなった。……俺一人で溺れろとは、言わないよな?」
「ん……、モラクス、ごめん。ボク、我慢できない、かも……」
 キッチンに足を投げ出して座っていたウェンティは膝を抱きかかえるように小さくなり、頬を赤くする。
 両手に抱えた足をもじもじとすり合わせ、上目遣いで鍾離を見つめるウェンティは彼の上着を僅かに摘まむと、
「おっぱいじゃなくて、ナカでイきたいって言ったら、ダメ……?」
 恥じらいながらもそう訴えてきた。



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2023-12-10 公開



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