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「はやく、ボクを君のモノにしてよ」
「分かった。……情けない様を見せてすまない」
「ううん。そんなモラクスも好きだよ」
だってボクだけが見れるモラクスだもん。
そう言って綻ぶ笑みを見せるウェンティに、鍾離は咽喉を鳴らした。
襲い来る衝動を何とか抑え、できるだけ丁寧に自身が蹂躙する秘所を指の腹で押してやれば、恋人の身体は強張った。
心配して視線を向ければ、唇を噛み震えてるウェンティの姿が。
だが、怯えた表情を見せながらも眼差しは欲を孕んだまま注がれていて、早く愛し合いたいと訴えかけているようだった。
「……痛いか?」
「へ、き……でも、『何か入ってくる』って感覚が、凄い、かも……」
言葉を選び伝えてくるウェンティに、鍾離は愛しさを滲ませた苦笑で「安心しろ」と自身の限界を伝えた。
「『やめておくか?』と聞いてやる余裕はもう無い。残念だが、お前には腹を括る以外の選択肢はないぞ」
「! すごい。いつも理性的な君が、ボクとエッチしたくて堪らないって顔になってる」
「何も凄くない。俺は、二五〇〇年―――いや、それ以上お前とこうしたくて堪えてきたんだからな」
むしろ、まだ取り繕えてることを褒めてくれ。
そう笑う鍾離だが、言葉以上に己の余裕が無くなっていることに焦燥を覚えた。
固く閉じた花弁の蕾を無理矢理こじ開ければ、美しい花は咲き誇ること無く見るも無残な姿に変わってしまうだろう。愛しみたいものを欲に負けて己の手で壊すなど、愚の骨頂だ。
しかし、それを分かっていても急く想いが理性を一枚、また一枚剥ぎ取っている。今すぐにでも猛る想いを愛おしい者にぶつけたいと叫ぶ強欲な自分を、果たしていつまで抑えつけておけるだろうか……?
「自分ばかり我慢していたみたいな言い方しないでよ。ボクだって、君に愛されたくてずっと、ずっと淋しかったんだから」
「すまない。ならば、その『淋しさ』を感じることが今後無いよう俺の全てでお前を愛してやる」
「そんなこと言っていいの? ボク、実は結構淋しがり屋だよ?」
「望むところだ。……お互い、もう背負う物もないんだ。己の欲に忠実に生きたとて何の支障もないだろう」
とりあえず、向こう数か月は此処から出られるなどと期待するなよ?
そう言ってウェンティに笑みを向ける鍾離だが、その目は冗談を言っている風ではなかった。
きっと彼は本気で己の恋人を数か月寝室に縛り付けておくつもりなのだろう。
「モラクスのエッチ」
「番相手に欲情して何が悪い」
「何も悪くないね。……でも、ボクはまだ君の番にしてもらってないよ?」
いつまで焦らすんだと物欲しそうに鍾離を見つめるウェンティが纏うのは、普段の無邪気さとかけ離れた妖艶さ。
早く此処を君で満たしてと己の腹に手を添えるウェンティに、鍾離は視線だけは恋人に残し上を向くと、大口を開けて己の指を三本、舐った。