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下肢から身体が二つに引き裂かれるような痛みと内臓を押し上げられる圧迫感に堪えようとしたところでどうしても涙は零れてしまう。
それでも『痛い』とも『苦しい』とも絶対に漏らさないウェンティは、鍾離の姿を探すように翡翠を彷徨わせた。
「バルバトス、――っ、俺はここにいるっ、此処に、いるぞ」
「も、らく、っ、ごめ、っ、いき、うまくできなっ」
「っ、大丈夫だっ、俺の声と、快楽にだけ集中しろっ」
何を謝ることがあるのか。
こんなにも懸命に自分を受け入れようとしてくれている恋人の姿に、鍾離は愛おしさのあまり気が狂いそうになる。
早くこれの全てを奪い去りたいと逸る気持ちを必死に耐え、苦痛に萎えて縮こまってしまった性器へと手を伸ばす鍾離は愛おしそうにそれを柔く扱いてやった。
痛みの中でも快楽はしっかり生まれてくれたようで、ウェンティの声に艶が戻る。
大きな掌の中で僅かだが反応を見せるそれに呼応して強張っていた身体からは力が抜け、男根が食いちぎられそうなほどの痛みに歪んでいた鍾離の表情にも僅かだが余裕が戻った。
このまま快楽に身体を蕩けさせておけとウェンティを見下ろす鍾離の手は何処までも優しくウェンティを高みへと導いてくれる。
息をする事すらままならなかったはずなのに、上擦った甘い声が再び奏でられれば安心だ。
だが、安堵したのも束の間、艶やかな恋人の姿と声に意識は己の快楽に戻ってしまう。
ウェンティの甘い嬌声は腰に来る。おかげで痛みの根源が更に質量を増してしまって上擦った声の中にそれを責める言葉が混じった。
「も、またっ、これいじょ、おっきくしちゃだめだってばぁ!」
「無茶を言うなっ、俺とてしたくてしているわけじゃないんだっ」
「んっ、あぁ! っ、もらくすぅ、おしり、おしり、さけちゃうぅ」
「だから、っ、だからまだ早いと言っただろうが! それを強請ったのは、お前だバルバトス!」
痛みが無くなったわけでも苦しみが消えたわけでもないはずだ。だが、軽口を言える余裕は出てきたようだ。
奥歯を噛みしめ衝動に堪えていた鍾離はウェンティの性器を弄りながらも再び腰を押し進めた。
思い出す痛みに身体が一瞬強張りを魅せるものの、性器を扱く手の動きを強めてやればそれは直ぐに弛緩する。
それを何度も何度も繰り返し、ゆっくりと身体を繋げてゆく鍾離。異物を排除し閉じようとする孔は、あと少しでカリを全て吞み込んでくれそうだ。そこを通過すれば、後はハラを押し開いてゆくだけ。痛みと苦しみは残るだろうが、快い所に当ててやれば快楽がそれらを勝るだろう。
これが『初めて』だからと身一つで愛し合いたいと言ったウェンティを傷つけない為にも、独り善がりなセックスはしたくない。鍾離は早くと自身を急かす欲に堪え、恋人を思いやった。
「っ、っくっ、はぁっ、先端は、挿入ったぞっ」
「う、そぉ、まだ、さきっぽ、だけぇぇ?」
「すまん」
カリ首を咥え込んだ恋人の後孔に視線を落とす鍾離は己の男根を締め付ける其処に思わず生唾を呑み込んだ。
互いを繋ぐ箇所を視界に入れれば興奮して当然だと思っていたが、想像以上だった。
「! もぉぉ! だ、から! これいじょ、おっきくしないでってばぁ!!」
「す、すまん……、だが、お前と繋がっていると思うと、どうにも……」
非難の声に途切れそうになっていた理性は繋ぎ止められた。だが、覚えた劣情は消えることはなく、早くこの熱をぶちまけたいと気持ちが急いた。